「授業ではわかっているようなのに、テストになると解けない」
「説明を聞けば理解できるけれど、一人で問題を解こうとすると手が止まる」
こうした状態は、決して珍しくありません。
勉強では、説明を聞いて「わかった」と感じることと、自分の力で問題を「解ける」ことは同じではありません。
そのため私の指導では、説明だけに多くの時間を使うのではなく、実際に問題を解いてもらう時間をできるだけ多く取ることを大切にしています。
問題を解く様子を見ることで、本当に理解できているところ、まだ曖昧なところ、どこで考え方が止まっているのかを確認します。
そして、そこで見つかった弱点に合わせて類題を用意し、繰り返し演習する。
さらに授業だけで終わらせず、必要に応じて家庭学習の内容や進め方についてもアドバイスします。
「わかった」で終わらせず、一人でも解ける状態まで持っていくことを重視しています。
説明を聞いただけで「できる」とは限りません
学校や塾では、先生が内容を説明し、そのあとに例題や問題演習へ進む授業が一般的です。
もちろん、新しい単元を学ぶときには説明も必要です。
ただし、一度習った内容や苦手単元を復習するときまで、毎回長い説明が必要とは限りません。
たとえば算数の「割合」で考え方を説明すると、「わかった」と答える子は少なくありません。
ところが、その直後に少し形を変えた問題を出してみると、式を作れないことがあります。
説明を聞いて理解したように感じていても、まだ自分一人で使える知識にはなっていないのです。
そのため、必要な説明をしたあとは、できるだけ早く問題演習へ移ります。
本当に理解できているかどうかは、実際に自分で解いてみることで初めてわかるからです。
問題を解く過程を見ると、本当のつまずきが見えてきます
同じ「この問題がわからない」という状態でも、その原因は一人ひとり違います。
たとえば文章題が苦手な場合でも、原因はさまざまです。
- 問題文の意味を正しく読み取れていない
- 何を求めればよいのか整理できていない
- 必要な公式を思い出せない
- 公式はわかっているが使い方がわからない
- 途中の計算でミスをしている
- 途中式を書かず、頭の中だけで処理しようとしている
ここを確認せずに、「文章題が苦手だから、文章題をたくさん解こう」と進めても、なかなか改善しないことがあります。
マンツーマン指導の大きな利点は、一人の生徒が問題を解く過程をすぐそばで確認できることです。
答えが合っているかどうかだけではなく、「どこで手が止まったのか」「なぜその式を立てたのか」「どこまでは理解できているのか」まで確認できます。
そのため、その子が今本当に練習すべき部分をピンポイントで見つけることができます。
できていないところに授業時間を使います
弱点が見つかったら、その部分に絞って練習します。
たとえば「速さ」の問題で、基本的な公式は理解できているのに、単位換算が入ると間違えてしまう子がいたとします。
その場合、速さの単元を最初からすべて説明し直す必要はありません。
必要なのは、「分速と時速を変換する問題」や「時間を分に直してから計算する問題」など、その子がつまずいている部分の練習です。
すでにできているところに時間を使うのではなく、今できていないところに指導時間を使う。
これは、一対一の指導だからこそできることの一つです。
1問解けただけでは終わらせません
一度正解できたからといって、本当に身についたとは限りません。
特に苦手な単元では、「さっきと同じような問題だから解けた」という状態になっていることがあります。
そこで、同じ考え方を使う類題を何問か続けて解いてもらいます。
- 数字を変える
- 問題文の表現を変える
- 求めるものを変える
- 少し難易度を上げる
こうした類題を繰り返すことで、単に解き方を覚えただけなのか、それとも考え方そのものを理解できたのかを確認します。
目標は、「先生と一緒なら解ける」という状態ではありません。
「一人でも同じ種類の問題を解ける」という状態です。
その子に今必要なプリントを作成します
市販の問題集は便利ですが、必ずしも「今、その子に必要な問題」だけが並んでいるわけではありません。
同じ単元の中でも、
「基本問題はできる」
「このパターンだけ間違える」
「もう少し簡単なところまで戻ったほうがよい」
ということはよくあります。
そこで、授業中に見つかった弱点に応じて、必要であれば類題プリントを作成します。
- 今日間違えた問題と同じ考え方を使う問題
- 少し難易度を下げて基礎を確認する問題
- 基本から文章題へ段階的に進む問題
- 同じ弱点を別の角度から確認する問題
一冊の問題集を最初から最後まで順番に進めることよりも、その子に今必要な問題を、必要な量だけ解くことを優先する場合があります。
成績が振るわない原因は、授業だけとは限りません
成績がなかなか上がらないと、「授業内容を理解できていないのではないか」と考えがちです。
もちろん、それが原因の場合もあります。
しかし実際には、家庭学習の量や進め方に原因があることも少なくありません。
どれだけ授業中に理解できても、その後に自分で問題を解く機会が少なければ、時間がたつにつれて忘れてしまいます。
家庭教師の指導がうまくいっていたとしても、家庭学習がほとんどできていなければ、指導の効果はどうしても薄くなります。
週に1回や2回の授業だけで、すべての演習と定着を完結させることは難しいものです。
だからこそ、授業と家庭学習を切り離さず、一つの流れとして考えることが大切です。
家庭学習の内容や進め方についてもアドバイスします
授業で見つかった弱点に合わせて、
「次回までに何をするのか」
「どのくらいの量を解くのか」
「どの問題を優先するのか」
といった家庭学習についても、必要に応じてアドバイスします。
授業で扱った内容の類題を宿題として用意することもあります。
そして次の授業で、取り組み状況や定着度を確認します。
まだ不十分であれば、もう一度同じ内容を練習する。
できるようになっていれば、次の内容へ進む。
この繰り返しです。
また、特に小学生の場合は、ご家庭で少しフォローしていただけると学習が進みやすくなることがあります。
ただし、保護者の方に勉強そのものを教えていただく必要はありません。
たとえば、
- 決めた日にプリントに取り組めたか確認する
- 必要に応じて声をかける
- わからなかった問題に印をつけておく
といった程度のフォローでも十分です。
もちろん、学年や性格によっては本人に任せたほうがよい場合もあります。
その子の様子を見ながら、ご家庭でどの程度フォローしていただくのがよいかについても考えます。
生徒の状況によっては、ある程度の指導回数が必要です
家庭教師は、単純に指導回数を増やせば成績が上がるというものではありません。
一方で、生徒の現在の学力や苦手の大きさ、目標までの期間によっては、ある程度の指導回数が必要になる場合もあります。
たとえば、苦手な単元が限られていて、家庭学習も自分で進められる場合は、週1回の指導でも十分に進められることがあります。
しかし、次のような場合は、週1回だけでは十分な演習量や確認の機会を確保しにくいことがあります。
- 苦手な単元が複数ある
- 前の学年まで戻って学習する必要がある
- 家庭学習がなかなか自力で進まない
- 受験や定期テストまで時間が限られている
- 短期間である程度の学習量を確保する必要がある
指導と指導の間が長く空けば、その間に理解が薄れてしまったり、家庭学習が止まってしまったりすることもあります。
そのため、最初から一律に「週○回」と決めるのではなく、現在の学力、目標、家庭学習の状況などを見ながら、必要な指導回数を考えます。
大切なのは、授業時間をただ増やすことではありません。
授業で弱点を見つけること。
必要な演習量を確保すること。
家庭学習につなげること。
そして、できるようになったかを確認すること。
このサイクルを、どのくらいの間隔で回す必要があるのかを、生徒の状況に合わせて考えていきます。
授業と家庭学習を一つの流れとして考えます
私の指導では、次の流れを大切にしています。
- 実際に問題を解く
- つまずいている部分を見つける
- 必要なところだけ説明する
- 類題を解く
- 必要に応じてプリントを作成する
- 家庭学習で反復する
- 次回の授業で確認する
家庭教師の役割は、授業時間の中で説明をすることだけではないと考えています。
授業で見つかった課題を家庭学習につなげ、次の授業で確認する。
そのサイクルを繰り返しながら、少しずつ「できない」を「できる」に変えていきます。
「わかった」で終わらせず、「一人で解ける」まで
テストでは、先生の説明を聞きながら問題を解くことはできません。
問題を読み、自分で考え、自分の力で答えを出す必要があります。
だからこそ普段の指導でも、説明を聞いて終わるのではなく、実際に自分で問題を解く時間を大切にしています。
授業の中でつまずきを見つけ、必要な部分だけを説明する。
類題を繰り返し、必要であればその子に合わせたプリントを用意する。
家庭で練習し、次回の授業で確認する。
そして、生徒の状況によっては、必要な指導回数を確保しながら学習のサイクルを早く回していく。
こうした取り組みを通して、「わかったつもり」を「一人で解ける」に変えていくことを目指します。
「塾には通っているけれど、なかなか成績が上がらない」
「家で何をどう勉強すればよいのかわからない」
「苦手なところを集中的に見てほしい」
「勉強しているつもりなのに、テストになると手が止まる」
といった場合も、一度ご相談ください。
現在の学習状況やテスト・模試の結果などを確認しながら、どこにつまずきがあるのか、どのような学習が必要なのか、どの程度の指導回数が必要なのかも含めて考えていきます。

