「大阪立命館中学校・高等学校」は立命館大学の付属校なの?

「大阪立命館中学校・高等学校」は立命館大学の付属校なの?

「利晶学園大阪立命館中学校・高等学校」という校名を見ると、立命館大学が直接運営する付属校だと思う方もいるかもしれません。

しかし、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校は、学校法人立命館が設置する付属校ではありません。学校法人利晶学園が運営し、立命館大学とは教学提携を結んでいる学校です。

この記事では、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校と立命館大学の付属校との違いや、立命館コースから大学へ進学する仕組みについて、分かりやすく整理します。

目次

正式名称は「利晶学園大阪立命館中学校・高等学校」

学校の正式名称は、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校です。

大阪府堺市東区にあり、学校法人利晶学園が設置・運営しています。

現在の校名になったのは2025年4月です。それ以前は「初芝立命館中学校・高等学校」という校名でした。

学校の沿革によると、2009年4月に初芝堺中学校と初芝高等学校が、それぞれ初芝立命館中学校、初芝立命館高等学校へ改称されました。その後、2025年4月に現在の「利晶学園大阪立命館中学校・高等学校」へ校名が変更されています。

学校公式サイトでも、立命館との提携を活かした教育プログラムを展開していると説明されています。

立命館大学の正式な付属校ではない

立命館大学を設置しているのは、学校法人立命館です。

学校法人立命館が設置する中学校・高等学校には、次の4校があります。

  • 立命館中学校・高等学校
  • 立命館宇治中学校・高等学校
  • 立命館慶祥中学校・高等学校
  • 立命館守山中学校・高等学校

一方、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校を運営しているのは、学校法人利晶学園です。

設置・運営する学校法人が異なるため、立命館中学校や立命館宇治中学校などと同じ意味での付属校ではありません。

立命館大学とは教学提携を結んでいる

付属校ではありませんが、立命館大学との関係が薄いわけではありません。

利晶学園大阪立命館中学校・高等学校には「立命館コース」が設置されています。

学校公式サイトでは、立命館コースについて、

「立命館大学、立命館アジア太平洋大学(APU)へ提携校推薦で進学するコース」

と説明されています。

つまり、学校法人立命館が運営する付属校ではありませんが、教学提携に基づく教育や大学進学制度が設けられています。

「内部進学」ではなく「提携校推薦」

立命館コースから立命館大学や立命館アジア太平洋大学へ進学する際に利用されるのは、正式には提携校推薦制度です。

一般的な会話では「立命館大学への内部進学」と表現されることもありますが、制度の名称を正確に表すのであれば、「提携校推薦による進学」とするのが適切です。

学校では、高校3年生の立命館コース生を対象に、提携校推薦制度の仕組みや日程についてのガイダンスも実施しています。

立命館コースなら全員が進学できるのか?

立命館コースは、立命館大学や立命館アジア太平洋大学への進学を目指すコースです。

ただし、「立命館コースに入学すれば、無条件で立命館大学への進学が決まる」という意味ではありません。

提携校推薦制度を利用するためには、学校や大学が定める基準を満たし、校内で必要な手続きを経ることになります。

具体的な推薦基準や学部ごとの条件は年度によって変更される可能性があるため、受験を検討する際には、最新の募集要項や学校説明会で確認する必要があります。

立命館コース以外のコースもある

利晶学園大阪立命館中学校・高等学校には、立命館コースだけが設置されているわけではありません。

国公立大学や難関私立大学への進学を目指すアドバンストコースなども設けられています。

そのため、学校全体が立命館大学への進学だけを目的としているのではなく、コースによって目指す進路が異なります。

付属校と提携校の違い

利晶学園大阪立命館中学校・高等学校と、学校法人立命館が設置する付属校との違いを整理すると、次のようになります。

利晶学園大阪立命館中学校・高等学校と、学校法人立命館が設置する付属校との違い

最も大きな違いは、学校を設置している法人が異なることです。

ただし、利晶学園大阪立命館には立命館コースがあり、提携校推薦制度によって立命館大学や立命館アジア太平洋大学への進学を目指せます。

「大阪立命館」という校名だけで判断しないことが大切

校名に「立命館」と入っているため、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校を立命館大学の付属校だと思う方もいるでしょう。

しかし、学校法人立命館が直接設置する付属校ではなく、学校法人利晶学園が運営する教学提携校です。

一方で、単に校名に「立命館」という名称が入っているだけでもありません。

立命館コースが設置され、立命館大学や立命館アジア太平洋大学への提携校推薦制度が用意されています。

したがって、最も正確に説明するなら、

「立命館大学の正式な付属校ではないが、立命館大学と教学提携を結び、提携校推薦制度を利用できる学校」

となります。

他の立命館大学との提携校

なお、立命館大学との教学提携校は、利晶学園大阪立命館中学校・高等学校だけではありません。

平安女学院中学校・高等学校(京都)、育英西中学校・高等学校(奈良)、岩田中学校・高等学校(大分)、東明館中学校・高等学校(佐賀)などにも、立命館大学や立命館アジア太平洋大学への進学を目指すコースが設けられています。

ただし、コースの名称や推薦条件、進学できる大学・学部などは学校ごとに異なります。

有水からのアドバイス

利晶学園大阪立命館中学校の立命館コースは、近年、難化傾向にあると感じます。

毎年、利晶学園大阪立命館中学校の合格者を出していますが、立命館コースを目指す場合は、基礎問題を確実に得点する力に加えて、入試問題の変化に対応できる力も必要です。

特に算数では、標準的な問題を落とさないことが重要です。過去問演習では、単に合格最低点を超えたかどうかだけでなく、どの問題を確実に取るべきかを見極める必要があります。

また、受験方式については、一般入試だけでなく「みらい入試21」も視野に入れておきたいところです。

みらい入試21については、一般入試とは異なる準備が必要になるため、別の記事で詳しく解説します。

立命館コースを第一志望とする場合は、早い段階から一般入試の学力対策を進めるとともに、自分に合う受験方式を検討することが大切です。

まとめ

利晶学園大阪立命館中学校・高等学校は、学校法人立命館が設置する付属校ではありません。

学校法人利晶学園が設置・運営し、立命館大学とは教学提携を結んでいます。

立命館コースでは、提携校推薦制度を利用して、立命館大学や立命館アジア太平洋大学への進学を目指すことができます。

受験校として検討する際には、「付属校か提携校か」という名称だけでなく、推薦基準、希望する学部への進学条件、実際の進学実績などを最新の学校案内や説明会で確認することが大切です。

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