個人契約と家庭教師派遣、違いと選び方のポイントまとめ

家庭教師を検討するときによく出てくるのが、「個人契約にするか、それとも業者を通すか」という問題です。料金、先生との相性など、どちらにもメリットとデメリットがあります。わたしは長年、プロ家庭教師として個人契約で活動していますが、保護者の方から「個人でお願いするのは不安だったけれど、結果的に良かった」と言っていただくことも多いです。このページでは、それぞれの特徴をわかりやすく整理しました。

「個人契約」と「業者が派遣する家庭教師」の違い

そのまえに、「個人契約」と「業者が派遣する家庭教師」の違いを説明しましょう。

個人契約

メリット

料金

個人契約のほうがトータルの支払い額を抑えられるケースが多い。

プロ家庭教師の授業料は幅広いです。関東圏で専門性の高い先生だと時給が1万円を超える先生がいます。しかし、費用としては授業料や交通費がかかるのみで、業者を通した場合に発生する「契約料」や「管理費」といった中間コストを必要としないことが多いです。
そのため、同じ実力や経験を持つ先生でも、個人契約のほうがトータルの支払い額を抑えられるケースが多く見られます。「できるだけ予算を抑えたいけれど、良い先生に来てほしい」と考えているご家庭には、とても魅力的な選択肢です。

有水の場合

基本的にはかかる費用は授業料のみ（1時間あたり5,000円）。中学生割引などの割引制度が豊富です。また、契約料などは必要ありません。対面指導の際の交通費、オンライン指導指導の際にアプリの料金がかかりますが、教材費がほとんど必要ないことを考えると、プロ家庭教師としてはかなりリーズナブルです。

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先生の質

お子さまに合う家庭教師を選ぶことができる。

個人契約の場合は、家庭教師本人が自分の経歴や実績、指導スタイルをはっきりと発信していることが多く、選ぶ側が事前にしっかりと確認・比較できるのが特徴です。
希望する条件に限定して探すことも可能で、お子さまに合う家庭教師をじっくり選ぶことができます。「誰が来るか分からない」という不安が少ない点は、個人契約ならではの安心感です。

有水の場合

多くの指導者は、テキストに書かれている内容に沿った“予習型”の授業しか対応できませんが、有水は家庭教師としての長年の経験を活かし、「苦手の克服」に特化した対策授業も可能です。お子さまに今、何が必要なのかをしっかり見極め、目的に合った家庭教師を選ぶことが大切です。

指導方法

経験豊富な家庭教師はその子に合った指導が可能

日程の調整や、指導内容・使う教材などについて、柔軟に相談できるのも個人契約の強みです。塾の進度に合わせた補習、定期テスト対策、苦手単元の集中指導、学校に行けていない子への学習サポートなどが可能です。また、経験豊富な家庭教師はそれぞれの生徒の状況にぴったり合わせたオーダーメイドの対応ができます。「こうしてほしい」と思ったときに、すぐに相談しやすい関係が築けるのも魅力のひとつです。

有水の場合

それぞれの生徒にぴったり合ったオーダーメイドの対応は、簡単なことではありません。けれど、有水はそれを本業として続けてきたと言っても過言ではありません。勉強が得意な生徒にも、苦手な生徒にも、その子に合わせた指導プランで、これまでたくさんの成果を上げてきました。

デメリット

対応

家庭教師との対応はストレスを感じることも

個人契約では、家庭教師とのやり取りや契約などの管理をご家庭が行うことになります。万が一トラブルが起きた場合、間に入ってくれる第三者がいないわけです。たとえば、先生との相性が合わなかったり、思うような指導が受けられなかったりした場合、契約の見直しや指導の終了などを家庭側から先生に直接伝えなければなりません。
また、先生が急な事情で指導を辞めることになった場合、代わりの先生をすぐに見つける必要がありますが、同じような先生を見つけることは簡単ではありません。信頼関係を築ければ大きなメリットとなりますが、うまくいかなかったときのリスクや対応の手間は、個人契約の大きな弱点ともいえます。

有水の場合

有水は、ご家庭との密なコミュニケーションを大切にしています。日頃から、ご意見を言いやすい雰囲気づくりを心がけています。ちょっとしたことでも遠慮なくお伝えいただけるよう、安心できる関係を築いていきます。
また、指導を終了される際には、ご家庭のご負担ができるだけ少なくなるよう、スムーズに手続きできる簡単な方法をご用意しています。

業者が派遣する家庭教師

先生の質

指導経験が豊富で、信頼できる家庭教師が多い

家庭教師派遣会社に長年所属している先生は、指導経験が豊富で、信頼できる存在です。多数の生徒を見てきた実績があり、さまざまなタイプの子どもへの対応にも慣れています。「初めての家庭教師で不安」という方でも、会社が一定の基準で採用・管理している先生なら安心してお任せできます。

対応

対応・サポート体制が整っている

万が一、先生との相性が合わなかった場合やトラブルが起こった場合も、業者が間に入って対応してくれるため安心です。先生に言いづらいことがあっても、第三者がいることでスムーズに解決できるケースも少なくありません。先生の交代を希望する場合も、スピーディに対応してもらえるのが派遣会社の強みです。

デメリット

料金

個人契約の家庭強と比較すると割高

発生する料金は指導料以外にも、契約料、事務管理費などさまざまな費用がかかります。また、料金システムが複雑でわかりづらいとよく言われます。個人契約の家庭教師の場合にかかる費用と比較して、倍くらいの費用が掛かるケースも珍しくはありません。

先生の質

希望どおりの先生がつかないこともある

派遣会社に依頼する場合、お子さまにぴったり合う先生が来てくれれば理想的ですが、希望条件を伝えても、マッチする先生が必ずしも手配されるとは限りません。また、会社によって採用基準が異なり、経験の浅い先生や、副業で家庭教師をしている方が担当になることもあります。もちろん、これらの先生のなかにも優秀な先生も多くいますが、長年の経験を持つ専業家庭教師と比べると、指導力や対応力にどうしても差が出ます。

対応

メリットは多いが、担当者によって大きな差も

派遣会社を利用する場合、ご家庭のご要望（クレーム含む）を担当者が家庭教師に伝えてくれるのは大きなメリットです。
また、万が一先生との相性が合わない場合も、新たな先生を探してくれるのは安心材料です。
ただし、この対応の質は担当者によって大きな差が出ます。丁寧に対応してくれる担当者もいれば、「社会人としてどうなの？という人」がいたのも事実です。

指導方法

業者の方針に沿った指導になることも
派遣会社によっては、会社側が定めた指導方針やマニュアルに沿って授業を行うことが求められます。このような場合、一定の指導の質は保たれやすい反面、生徒一人ひとりの状況に合わせた柔軟な対応が難しくなることもあります。たとえば、「もっと時間をかけて復習したい」「この単元は飛ばしてほしい」といった個別の希望に対して、自由に調整できないケースもあるようです。

まとめ

	有水	個人契約	業者
料金	プロとしては リーズナブル	授業料に差がある	諸経費がかかる
先生の質	2007年から 専業家庭教師	経験豊富な 家庭教師多い	経験豊富な 家庭教師多い
指導方法	生徒に合わせた指導	家庭教師による	業者の意向による
対応	臨機応変	家庭教師による	会社や担当者次第

家庭教師を選ぶとき、「個人契約」と「派遣会社」それぞれにメリット・デメリットがあります。

大切なのは、お子さまにとってどんなサポートが必要かを見極めたうえで選ぶことです。

もし、

• 塾でうまくいかなかった
• 勉強に苦手意識がある
• 一人ひとりに寄り添った柔軟な指導を求めている

そんなお悩みがあれば、有水のような経験豊富な専業家庭教師という選択肢も、ぜひご検討ください。お子さまに合った方法で、「できる」を一歩ずつ増やしていきましょう。