2025年度(入試年度は2026年度ですが、五ツ木駸々堂模試では2025年度が使われています)、第2回の五ツ木駸々堂模試が2025年5月25日㈰に行われます。中学受験の推薦入試に使用される、この模擬テスト。第2回の対策をまとめます。
五ツ木駸々堂模試第1回でうまくいかなかったが、第2回でなんとしても挽回したい生徒、ご家庭にオススメです。
五ツ木駸々堂模試第1回
例年3月初旬に実施される第1回は、特別回を含めた7回のうち、好成績をもっとも取りやすい回です。

昨年の第1回五ツ木駸々堂模試の算数は平均41点。受験した生徒は2人で、Aさんは算数SS67.2(76点)、BさんはSS57.4(56点)。Aさんは出来すぎな感はありますがすさまじい成績。Bさんはミスがあったものの、次につながる内容でした。2人とも5年生の模試ではSS50前後であったことを考慮すると、手ごたえを感じる結果でした。
さて、このブロックの冒頭でも言及しましたが、第1回模試は好成績をもっとも狙いやすい回です。その理由は、試験範囲が広くないこととライバルのレベルが高くないことですが、これらは第2回も同様です。したがって、第1回でうまくいかなかった生徒、ご家庭も決してあきらめないでください。ゴールデンウィークを含めて、あとまだ2カ月あります。適切な手段をとれば、挽回はきっとできるはずです。
五ツ木駸々堂模試の攻略法
ここで、五ツ木駸々堂模試全般に通じる算数の攻略法をおさらいしておきましょう。
過去問を徹底してやりこむこと
いろいろと問題集は存在しますが、ベストはやはり過去問。これを繰り返し、そして繰り返し、解き方を覚えるくらい解くという「ベタ」な方法が効果絶大です。また、傾向として、前年度の問題と似た問題は出題される可能性は高くないという点も押さえておきましょう(絶対に出ないわけではありません)。
過去問の類似問題
そうは言っても、過去問を何度も繰り返しやると、解き方だけでなく答えも覚えてしまいます。また、苦手な問題に重点を置くことなくただ繰り返すだけでは、得点アップは望めません。
そこで、過去問の効果をさらに生かすために、類似問題を作成します。去年、AさんとBさんとために、第2回大問2対策として40枚、大問3・4対策として45枚、大問5対策として31枚、大問6対策として15枚作成しました。
これらの問題は、2023年の第2回の問題とほぼ同じ内容で、数字を変えた程度のものです。このように過去問に近い問題を数字や問い方、並び順を変えて出題したり、少し難易度を上げた応用問題を用意したりと、さまざまなケースを想定して問題を作成します。また、生徒の苦手分野に特化した「特訓」プリントも、必要に応じて作成し、より効果的な対策ができるようにしています。
昨年の第2回の算数は平均点は45点で、AさんはSS60.6(66点)、BさんはSS61.7(68点)。もともとは、算数の偏差値は50前後だったことを考えると、上出来です。

立命館宇治中学の自己推薦入試
立命館宇治中学の自己推薦入試はこれまで、五ツ木駸々堂模試でSS55に到達すれば受験資格を得ることができました。しかし、昨年中に入試制度が変更されました。SS55の下限がなくなり、上位80名に資格を与えるということになりました。その結果、ボーダーラインがSS58.15に上昇しました。

今年も同様の結果になると仮定すれば、前半3回でSS60以上をなんとしても確保したいところです。後半は受験者の質が上がるため、高い偏差値をとりづらくなります。
五ツ木駸々堂模試対策おまかせください
目標は、大問1と2は全問正解、大問3と4は10問中8問、大問5は5問中3問、大問6は1問正解。平均点や標準偏差にもよりますが、これで偏差値は60台に乗るはず。あとは、スピードですね。しっかりと解くことができるようになった後、解く速さを意識した訓練をする必要があります。
あと2か月あれば、偏差値60以上はそんなに難しいことではないと考えます。しかしながら、集団塾では五ツ木駸々堂模試対策は難しいでしょうし、個別指導塾でも類似問題を作って対策してくれることはないでしょう。
有水は、類似問題は当然としてその生徒の苦手に特化した問題を作ることが可能です。そして、これらを作成する料金は指導料に含まれています。すなわち、別に料金がかかるということはないということです。
これまで多くの生徒の五ツ木駸々堂模試対策を行ってきました。昨年は2人の生徒をサポートしましたが、それ以前にも多くの生徒を指導してきた実績があります。
第1回の結果が思うように出なかった、またはさらなる得点アップを目指したいとお考えのご家庭がありましたら、次回の模試に向けた対策をサポートさせていただきます。家庭教師を前提としたご相談でなくてもかまいません。「どんな対策をすればいいのか」「苦手科目の克服方法」など、お困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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