立命館宇治中学校では、自己推薦IC方式において、英検などの英語資格が「加点対象」として正式に活用されています。
模試偏差値と英語資格ポイントを合算して評価する方式がすでに運用されており、合否や順位に影響する重要な要素となっています。
本記事では「英語資格の加点」にポイントを絞ってわかりやすく解説します。
評価対象となる英検などの英語資格
対象となる英語資格は以下のとおりです。
- 実用英語技能検定(英検)
- TOEFL iBT®
- TOEFL Junior®
- TOEIC® Listening & Reading
- ケンブリッジ英検
- IELTS(アイエルツ)
※すべて「小学校4年4月以降に取得したもののみ有効」
※自己推薦(IP方式)では資格証明の提出が必須です
加点のしくみ(模試偏差値との合算式)
自己推薦IC方式では、次の要素を組み合わせて合否判定が行われます:
- 模試偏差値(上位2回分を合計)
- 英語資格に応じた加点ポイント
- 小学校成績(調査書)
※この記事では「加点」の部分だけを解説します
※模試や評定などその他要素は割愛しています
英語資格 | 偏差値ポイント例 | 英語資格ポイント | 合計ポイント |
---|---|---|---|
英語資格なし | 55.0+55.0=110.0 | 0 | 110.0 |
英検3級あり | 52.0+52.0=104.0 | +6 | 110.0 |
英検準2級あり | 50.0+50.0=100.0 | +10 | 110.0 |
英検2級あり | 48.0+48.0=96.0 | +14 | 110.0 |
この表から分かるポイントは次の2点です:
✅①「偏差値が足りなくても資格で補える」
✅②「資格が高いほど必要偏差値が下がる」
模試偏差値が足りている場合でも、順位決定・逆転合格の材料になる可能性が高い制度です。
※この表は例であり、110.0ポイントで合格ではありません。
英検準2級プラスの新設(2025年度〜)
なお、2025年度から「英検準2級プラス」新設に伴い、当該級位に関わる模試偏差値基準および英語資格加算ポイントを新たに設定します(学校資料)。
よくある誤解・注意点
❌「資格だけで合否が決まる」
→ ✅ 模試偏差値との合算評価が基本
❌「3級以下は意味がない」
→ ✅ 3級でも加点は発生(例:+6)
❌「資格を後出し申請できる」
→ ✅ 小4以降取得かつ提出期限までの証明が必要
❌「英検以外は不利」
→ ✅ TOEFL/IELTS/ケンブリッジ検定も有効
まとめ|“点数化される資格”は準備で差がつく
- 英語資格は「加点方式」で合否・順位に影響
- 偏差値不足を補う“逆転材料”としても機能
- 英検準2級・2級は特に効果が大きい
- 2025年度からは「英検準2級プラス」も設定予定
- 年度ごとの基準や配点は非公表・変動可能性あり
模試偏差値との掛け合わせで評価されるため、「資格は早めに・上の級を・期限内に」が重要です。
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